研究内容の紹介
吹き払い柵の防雪機能に関する研究

 これまで吹雪対策施設として吹き払い柵等の整備が進められてきていますが、吹き払い柵の防雪機能は定量的には解明されていません。
 また、吹き払い柵の下部間隙が狭くなると吹き払い効果が低下し、道路上に吹きだまりを作りやすくなりますが、吹き払い柵の下部間隙がどの程度埋まったときにどの程度の防雪機能を発揮するのか明らかとなっていません。このため、吹き払い柵の維持管理作業についても、指標が無いのが現状です。
 そこで、フィールド実験と風洞実験により、吹き払い柵の下部間隙と防雪効果との関係を明らかにするとともに、防雪機能を効率的に維持するための維持管理手法を研究しています。
 なお、本研究は雪氷チームと連携して行っています。

  • 吹き払い柵の下部間隙が閉塞し、雪が溜まった箇所
    (国道44号、H20.4.1)

  • 実物大フィールド実験による防雪機能解明(左)と風洞実験(右)による補足データ収集、解析
    (国道44号、H20.4.1)

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