研究内容紹介イラスト
寒地機械技術チームが現在行っている研究について、各研究内容の現状と将来イメージを解りやすいイラストで紹介します。

運搬排雪作業の計画支援技術及び省力化・自動化に関する研究

  • 冬期間の道路交通サービス低下の大きな要因の一つとして、路肩堆雪による道路有効幅員の減少があります。
  • 予算が制約される中、運搬排雪作業は複数の工法(巻出・拡幅など)を組合せて実施していますが、その実施時期/工法は、除雪従事者の経験に支えられています。
  • 除雪作業従事者の減少/高齢化から、オペレータなどの確保が困難になっており、運搬排雪の作業量や実施時期の判断について、経験に依存しない定量的な指標が必要と考えます。
  • 限られた予算の中、効率的な運搬排雪作業を行うためには、適切な作業体制の構築や、熟練者でなくても最適な作業が実施できるよう、オペレータへの操作の支援も必要と考えています。
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除雪等機械オペレータの作業・安全運転支援技術に関する研究

  • 除雪等機械オペレータは、卓越した運転操作技術、路線を知り尽くした熟練度が要求されます。天候に左右され、夜間、早朝の不規則で長時間の労働環境が担い手不足を生み、高齢化が進行していることから、オペレータ負担軽減支援が喫緊の課題と考えます。
  • 除雪グレーダは一人乗り運転室のみの製造となり、ワンマンオペレータ化への対応が急務となっています。
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状態監視診断技術を活用した除雪機械メンテナンスの最適化に関する研究

  • 積雪寒冷地における冬期の円滑な道路交通の確保は必要不可欠となっており、道路除雪に対する住民ニーズは非常に高く、道路除雪用の除雪機械は、常に安定した稼働が求められています。
  • 除雪機械メンテナンスの最適化に向けて、現状の時間計画保全整備から、適切かつ効率的、効果的な点検、診断、措置を実施可能な状態監視保全整備の構築を行う予定です。
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