研究内容の紹介
雪氷処理の迅速化に関する技術開発

 北海道における国道の除雪延長は年々増加していますが、除雪費は道路維持管理に関わる経常経費の縮減により、減少傾向にあります。よって道路利用者の旅行速度確保などのニーズに対応するためには、積雪状況の変化や除雪状況をリアルタイムに把握し、迅速で効率的な除雪作業をマネジメントする必要があります。
  また、豪雪災害などの緊急時には、除雪機械が不足している現場に対し、除雪機械を弾力的に運用し、除雪作業の応援を行う手法が必要です。
  そこで、除雪機械の動態を、GPS及び各作業センサにより把握・蓄積が可能な基幹システムをベースに、様々な道路管理データ(気象、通行規制、道路カメラ画像)を相互連携させ、除雪機械を効率的に運用させることを支援する、除雪機械マネジメントシステムの開発に取り組んでいます。
  これにより、雪氷処理を迅速化させ、道路維持管理業務のより一層の効率化、高度化を目指しています。

  • 除雪機械位置・作業履歴の確認画面
【パンフレット等】
【代表的な論文等】